TPS活動による作業効率の大幅改善

鈴鹿工場

製造部 生産管理 K.Nさん

2014年入社

■ プロジェクトの概要
「工場生産リードタイムを7日→5日へ大幅改善する」という大きなテーマを掲げ、TPS活動の一環として生産管理システムの導入に取り組みました。TPS活動とは、トヨタ生産方式を参考にした作業改善活動のことです。
生産管理システムは、生産進捗に関わるデータを現場で入力してもらい、それをデータベース化して管理するシステムです。次工程への作業内容の指示や、着手タイミングの指示などに活用することができます。生産計画に含まれていない特注品なども管理しており、各工程の進捗が一元管理できます。現場でデータ入力をしてもらいながら、そのデータを活用した日報のPDF化にも成功しました。
システム導入により現場オペレーター・作業員の負担が軽減され、工場全体の作業効率が大幅に改善されました。工程進捗の監視レベルも上がったことにより、目標としていたリードタイムの短縮を達成しました。

Q u e s t i o n   &   M e s s a g e

  • Question

    01

    プロジェクトを通して一番嬉しかったこと、やりがいを感じたことを教えてください。

    7月からスタートしたプロジェクトが1月には目標達成できていたことはとても嬉しかったです。各班からの改善案や要望をヒアリングし、その問題を解決していくことに力を入れて取り組みました。日が経つにつれて生産効率が飛躍的に上がっていき、そのたびにやりがいを感じることができました。製品を生産する際、これまでは何を何個製作しなければならないかを作業者の知識や経験をもとに判断していました。しかし近年は新製品も増えて多品種生産になってきたため、作業者の知識・経験だけではカバー出来ない状況となっていました。生産管理システムを導入することで、何を何個製作するかが一覧データで表示されるため、部材の供給漏れがなくなり、各班の管理者の負担を減らす事が可能となりました。その結果、工場の生産効率が底上げできたと感じています。

  • Question

    02

    プロジェクトを通して一番大変だったことを教えてください。

    他部署の協力なしでは達成できなかったプロジェクトだったと思います。1週間に1度、部門間のミーティングを行い、計画に対する進捗の確認や、各メンバーの要望を入念に打ち合わせしました。作業員からもたくさんの改善要望をもらったのですが、私一人の力では対応しきれないケースもたくさんありました。部署関係なく多くの同僚に相談に乗ってもらい、機械オペレーターや作業者が今よりも簡単に入力作業や進捗確認ができるようになるにはどうすれば良いか、考え抜きました。みなさんの協力のおかげで運用方法が確立でき、生産管理システムは鈴鹿工場にとって必要不可欠なものになりました。

Work K.Nさんの仕事については
こちら

詳しく見る
ダイシンプロジェクト一覧へ戻る